映画『2023年10月のまとめ』鑑賞作品一覧・感想

10月は『グランツーリスモ』『死霊館のシスター呪いの秘密』の2作を劇場で鑑賞しました。実話ベースの『グランツーリスモ』は、ゲーマーの青年がプロレーサーになるだけで終わらせずに、レーサーになった後もしっかり描かれていて、登場人物それぞれの想いやライバルの存在、紆余曲折のあるドラマ性が加わる事で濃厚かつ胸が熱くなる作品でした。また、劇場鑑賞作品ではありませんが、同じくモータースポーツの実話をベースにした『ラッシュ/プライドと友情』もテイストは全く異なるもののライバル同士がただ競い合うだけでなく、2人の間に生まれる友情にも似た何かに感動する部分があって、再現度の高さも相まって没入感が半端なかったです。そして、ホラー映画の中でも個人的にオススメな『死霊館』ユニバースの最新作『死霊館のシスター呪いの秘密』は、前作『死霊館のシスター』の続編感もありながら、ヴァラクの過去を掘り下げる事でよりキャラクターに魅力が加わったと感じました。何より、前作から恐怖度が格段にアップしていて、思わず体が反応してしまうほど驚かされましたし、様々な演出を使ってヴァラクとクリーチャーが襲ってくるので、想像以上に心臓に悪かったです。

イコライザー

10月は『イコライザー THE FINAL』を鑑賞するため過去2作を復習のために再鑑賞したのですが、予定が合わずに劇場鑑賞は叶いませんでした。シリーズ1作目の『イコライザー』は、様々なギミックを使ったキレの良いアクションはもちろんですが、セリフの代わりに表情や醸し出す雰囲気で心情を表す「デンゼル・ワシントン」の演技が特に素晴らしいと感じました。また、シリーズ2作目の『イコライザー2』は、設定を新たにしながらもマッコールの過去を掘り下げつつ、数少ない友人を殺害された事による復讐劇として描く事で1作目とは違った魅力がありました。

ホラー映画

10月はハロウィンの季節という事でホラー映画を15作鑑賞しました。『死霊館のシスター呪いの秘密』の公開に合わせて鑑賞した『死霊館』のシリーズ3作と前作『死霊館のシスター』は再鑑賞でしたが、何回見てもゾクゾク出来る最高のシリーズだと改めて感じました。また、劇場鑑賞出来なかった『ブギーマン(2023)』もしっかり怖いと感じさせてくれる王道のホラーでしたし、認知症や介護とホラーを組み合わせた『レリック遺物』も曖昧さが後を引く怖さがあり、ひたすら絶望感を与えてくる『SMILE/スマイル』は不気味な笑顔と理不尽極まりない展開のお陰でトラウマになりそうでした。そして、ホラーアイコンとしても有名なレザーフェイスが登場する『悪魔のいけにえ-レザーフェイス・リターンズ-』は、鳴り響くチェーンソーの音と人体破損描写が強烈でしたし、有名キャラクター同士によるドリームデスマッチを描いた『フレディVSジェイソン』も大味ながらマニア心がくすぶられました。他にも、官能的かつゴア描写たっぷりだった『マッド・ナース』や「ダリオ・アルジェント」監督らしい作風でありながら虫が大量に出てくる『フェノミナ』もインパクト大でした。逆に、コメディ感強めの『ハロウィン・キラー!』は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を彷彿とさせるタイムトラベルホラーで、ゴア描写はあるものの怖いのが苦手な方でも楽しめると感じましたし、邦画の『オカルトの森へようこそ THE MOVIE』や『貞子DX』は、もはや怖がらせる気が皆無なほどふざけ散らかしていました。ちなみに、ホラー映画ではないものの『ソーセージ・パーティー』も同じくブラックユーモア満載で、社会問題に対するメッセージもありながら全てを台無しにするラストが笑えると思いました。

まとめ

10月は映画のみ20作品鑑賞しましたが、劇場で『グランツーリスモ』『死霊館のシスター呪いの秘密』は鑑賞出来たものの『イコライザー THE FINAL』が鑑賞出来なかったので、11月に鑑賞するか配信を待ちたいと思います。そして、11月はずっと楽しみにしていたMCUの最新作『マーベルズ』が公開されるので、しっかり過去作を復習してから劇場で鑑賞したいと思います。他にも動物コメディ『スラムドッグス』やシュールな笑いが魅力的だった『翔んで埼玉』の続編『翔んで埼玉〜琵琶湖より愛を込めて〜』等、気になる作品が次々に公開されるので、可能な限り劇場にも足を運びたいと思います。