映画『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』5つのポイント・サブスクどこで見れる？・配信情報・見どころ・あらすじ・感想・ネタバレなしのまとめ

タイトル	TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー
原題	Talk to Me
監督	ダニー・フィリッポウ
監督	マイケル・フィリッポウ
公開年	2022年
ジャンル	ホラー,スリラー
視聴制限	PG-12(12歳以下は保護者の監督が必要)
時間	95分(1時間35分)
制作	Causeway Films 他
配給	A24

キャスト

俳優名	役名
ソフィー・ワイルド	ミア
アレクサンドラ・ジェンセン	ジェイド
ジョー・バード	ライリー
オーティス・ダンジ	ダニエル
クリス・アロシオ	ジョス
ゾーイ・テラケス	ヘイリー
マーカス・ジョンソン	マックス
アレクサンドリア・ステファンセン	レア
サニー・ジョンソン	ダケット
アリ・マッカーシー	コール
ミランダ・オットー	スー

主なキャストのみを抜粋しています

ポイント2.初監督作品

今作は「RackaRacka」の名前で活動する双子の兄弟YouTuber「ダニー・フィリッポウ」と「マイケル・フィリッポウ」が初めて長編映画の監督を務めた作品になります。チャンネル登録者数は680万人を超え、総再生回数も15億回を超えるフィリッポウ兄弟ですが、幼い頃から映画監督になるのが夢だったみたいで、今作以前にもスタッフとして映画の制作に携わった事があるらしいです。また、YouTubeにアップしている動画も映画さながらのアクションや爆発等、本格的なものばかりなので、興味のある方はぜひ今作と併せてチェックしてみて下さい。

ポイント3.実体験からのアイデア

今作のアイデアはフィリッポウ兄弟が実際に体験した出来事がベースになっているみたいです。近所に住む男の子が初めてドラッグを試した時にひきつけを起こしたらしいのですが、一緒にいた友達は誰も助けようとせずにスマホでその様子を笑いながら撮影していたのを見て、酷くショックを受けると同時に強く印象に残ったため、今作のアイデアとして使う事にしたみたいです。

ポイント4.見所

90秒憑依チャレンジが招く悲劇

悦楽に伴う危険

ミアの抱える闇と母への強い想い

手の剥製に隠された秘密

ミアの過ちと霊が見せる悪夢

ポイント5.小ネタ・裏話

監督を務めたフィリッポウ兄弟は、YouTuberとしての経験から観客を飽きさせないためにあえてドラマ性を少なめにしたり、曖昧さを残す事で恐怖感を煽る等、様々な工夫を施したみたいです。

また、フィリッポウ兄弟は極力CGを使わないというスタンスで制作を進めたらしく、瞳孔の開きはコンタクトレンズを使ったり、ゴア描写も被り物を使う事で実現させたみたいです。

他にも、劇中に登場する手の剥製を小道具として製作する際に何十個も試作したらしく、撮影では完成した6つの手が使われたみたいです。

ちなみに、フィリッポウ兄弟は今作の中で特に音にこだわったらしく、当初予定していた作曲家が作風と合わなかったため新しい作曲家を探すのに苦労したみたいです。

こんな方にオススメ

一風変わったホラー映画をお探しの方

不快感の残る映画をお探しの方

闇の深い映画をお探しの方

人生の教訓を学びたい方

超常現象や幽霊に興味のある方

1つでも当てはまる方はぜひ!

登場人物

ミア

父親と暮らす女子高生。母親のレアが死亡したショックで父親のマックスとも疎遠になる中で、親友のジェイドや元恋人のダニエルと共にパーティーに出かけた際にSNSで話題の憑依チャレンジを試して虜になり、ライリーに憑依した霊が母親だと思い、悲劇が起きてしまう。

ジェイド

ミアの親友の女子高生。恋人のダニエルに誘われて参加したパーティーでミア達が試した憑依チャレンジを目の当たりにするが、危険を感じて自身は挑戦しなかったものの、興味を持った弟のライリーが反対を押し切って参加したせいで悲劇が起きてしまう。

ライリー

ジェイドの弟。ジェイドが友人達と自宅でパーティーを開いた際に憑依チャレンジをすると知り、反対を押し切って参加する事に決めるが、憑依した霊がレアだと思ったミアが50秒のルールを破って交信させ続けた結果、体を完全に乗っ取られてしまう。

あらすじ・ストーリー

2年前に母親の「レア」が死亡し、ショックで父親の「マックス」ともあまり話さなくなった「ミア」は、親友の「ジェイド」の家族と過ごす事で気を紛らわせる生活を送っていた。ある日、元恋人で今はジェイドの恋人でもある「ダニエル」の誘いでパーティーに出かける事にしたミアは、同級生で主催者の「ジョス」と「ヘイリー」が始めたSNSで話題の90秒憑依チャレンジという降霊術を試す事に決める。蝋燭に火を灯し、不気味な手の置物を握りながら「トーク・トゥ・ミー」と唱えると霊と交信する事が出来るだけでなく、その後に「レット・ミー・イン」と唱える事で憑依させる事が出来るというルールだったが、90秒を超えると体を乗っ取られる危険があった。恐る恐る試すと目の前に老人の霊が現れて、パニックになるミアだったが、何とか90秒を少し超えたあたりで憑依から抜け出し、何とも言えない感覚の虜になってしまう。数日後、今度はジェイドの家でパーティーが開催される事になり、再びチャレンジ憑依を始めた参加者達は次々にハイになりながら束の間の悦楽に酔いしれていた。そんな中、ジェイドの弟「ライリー」も参加したいと言い始めて危険だと言って反対されたが、安全を考慮して50秒というルールの下でチャレンジする事になる。しかし、ライリーに憑依した霊の様子を見てレアだと思ったミアは約束の50秒を過ぎても交信し続けてしまい、体が完全に乗っ取られてしまう。何とか霊を引き離す事に成功したものの、乗っ取られている間にライリーは自らテーブルに頭を打ちつけて重傷を負ってしまい、ミアはジェイドと母親の「スー」から関係を断ち切られてしまう。更に、その日を境にミアは霊が見えるようになり、悪夢に苛まれる日々を送る事になってしまう。果たして、ミアの運命はどのような結末を迎えるのか？衝撃の展開とチャレンジ憑依に隠された秘密はご自身の目でご確認下さい！

レビュー

評価

ストーリー	☆☆☆★★
意外性	☆☆☆☆★
奥深さ	★★★★★
映像	☆☆☆★★
音楽	☆☆☆★★

☆5つが満点

良かった点

ユニークな発想と設定

幽霊と手の造形

過不足の無いホラー演出

残念だった点

共感しにくい人物設定

バックグラウンドの薄さ

曖昧さが目立つ点

感想

色々惜しい作品でした。

降霊術を使って自分に霊を憑依させるという設定がとにかく斬新で、若者を使った王道のストーリーと組み合わせる事で癖の無い内容に仕上がっていると感じました。ただ、意外性はあるものの、人物設定や背景が弱すぎて感情移入出来ず、もう少し深く掘り下げるかもう一捻りあればもっと良かったような気はしましたが、チャレンジ精神を感じる作品なので、ぜひ1度ご覧になってみて下さい。