映画『セミマゲドン』5つのポイント・無料で見る方法・あらすじ・感想・ネタバレなしのまとめ

タイトル	セミマゲドン
原題	CICADA!
監督	デヴィッド・ウィリス
公開年	2018年
ジャンル	コメディ,パニック
視聴制限	なし
時間	82分(1時間22分)
制作	Ow My Neck Productions
配給	コンマビジョン

キャスト

俳優名	役名
ジェフリー・ライアン・ケント	ジョニー・バッシュ
カサンドラ・ハイン	シンディ・プレストン
ボー・クロフォード	ランディ・ポーター
マイク・ニールセン	ネルソン・フィリップス

主なキャストのみを抜粋しています

ポイント2.CICADA

今作のタイトルにもなっている「cicada」は「セミ」を指す言葉になります。劇中では2001年から2018年という時間経過が設定として使われていますが、実際に周期ゼミや素数ゼミと呼ばれる13年または17年で成虫になり大量発生するセミが北アメリカにのみ生息しています。ただ、年毎の個体数に大きな差があり、今作で使われている2018年に成虫となる17年周期のセミは絶滅の危機に瀕しているほど数が少ないみたいです。ちなみに、17年周期のセミは3種類で13年周期のセミは4種類いるらしく、それぞれ北部と南部に分かれて生息しているので、両方とも生息する地域はほとんど無いみたいです。

ポイント3.セミの設定

劇中では周期ゼミに似た設定だけでなく、幼虫の時には鎌のような前脚で穴を掘り、成虫になるとメスの尾部に硬い産卵管が発達する等、実際の生態に基づいた設定が再現されています。また、成虫のセミは飛んで鳴いて交尾をするため、エネルギー源として大量の糖が必要になるという設定も忠実に再現されています。ちなみに、劇中では人間に管のようなものを刺して髄液を吸う描写があるのですが、実際のセミも幼虫と成虫どちらも口吻を木に刺して樹液を吸うみたいです。

ポイント4.見所

農薬によるセミの突然変異

無謀な殺人セミ退治

ジョニーの意地と神スイング

揺れるシンディの想い

癖が強すぎる脇役

ポイント5.小ネタ・裏話

世界にはセミを食べる習慣のある国や地域も存在するみたいなのですが、甲殻類に近いためアレルギー持ちの人は食べると危険らしいです。

また、エンドロール中に今作の撮影の様子が映像で流れるので、ご覧になる際には見逃さないように注意して下さい。

こんな方にオススメ

Z級映画をお探しの方

ブラックユーモア溢れる映画をお探しの方

笑える映画をお探しの方

ツッコミ所の多い映画をお探しの方

強烈な刺激を求めている方

1つでも当てはまる方はぜひ!

登場人物

ジョニー・バッシュ

元メジャーリーガーの中年男性。過去の栄光にすがりながら酒浸りの日々を送る中で、巨大な殺人セミが大量に出現したため再びバットを握って戦う事を決意する。

シンディ・プレストン

ジョニーの恋人でダンサーの女性。傲慢なジョニーに嫌気がさしているため、殺人セミの襲撃という危機的状況下でもランディにアプローチし続けている。

ランディ・ポーター

ジョニーの親友の男性。シンディのアプローチを受けるもジョニーを裏切れないと断り続ける中で、殺人セミに対して殺虫剤ではなく銃で立ち向かう。

ネルソン・フィリップス

セミの生態に詳しい男性。殺人セミの出現に気付き、助けを求めてランディの店に逃げ込んだ際にジョニー達と出会い、行動を共にする中で友達が出来たと喜ぶ。

あらすじ・ストーリー

2001年、とある公園で農薬を撒いていた男性が突然爆死し、近くで少年の「ジョニー・バッシュ」に野球を教えていたコーチも突然変異したセミに刺されて爆死する事件が発生する。17年が経ち、ジョニーはメジャーリーガーになったものの問題を起こしたため引退に追いやられ、過去の栄光にすがりながら荒れた生活を送っていた。ある日、いつものように恋人の「シンディ・プレストン」を連れて親友の「ランディ・ポーター」が営むバーを訪れていたジョニーだったが、巨大なセミの幼虫を抱えた「ネルソン・フィリップス」が助けを求めて店に逃げ込んできた。その後、ネルソンから巨大なセミが人を襲っている事を聞いた3人は、安全な場所を求めて店の外に出るが、想像以上に深刻な状況下だと気付く。次々に襲ってくる殺人セミから逃げ続ける4人だったが、ネルソンが死亡して昔コーチに言われた事を思い出したジョニーは、シンディ達を逃がしてたった1人でバット片手に殺人セミと戦う事を決意する。果たして、ジョニーはかつての栄光を取り戻してヒーローになる事が出来るのか？笑劇の展開とジョニーの神スイングはご自身の目でご確認下さい！

レビュー・感想

評価

ストーリー	☆★★★★
意外性	☆★★★★
奥深さ	★★★★★
映像	★★★★★
音楽	★★★★★

☆5つが満点

良かった点

笑いを誘うチープ感

残念だった点

キャストの演技が酷過ぎる点

粗いCGと手作り感満載のセミ

雑な設定と不要なドラマ性

強引過ぎる展開

感想

最狂のZ級作品でした。

全てにおいてツッコミたくなるような圧巻のチープさと飛ばずにスクロールするセミのお陰で強烈な地雷感を生み出していると感じました。ただ、ここまで尖らせていると逆に清々しい気持ちにもなりましたし、他の追随を許さないほどのマニア感がある作品なので、ぜひ1度ご覧になってみて下さい。

ヒャクブンノイチ

百聞は一見に如かずをテーマに実際に見た映画を中心に紹介しています