映画『整形水』5つのポイント・無料で見る方法・あらすじ・感想・ネタバレなしのまとめ

タイトル	整形水
原題	성형수
監督	チョ・ギョンフン
公開年	2020年
ジャンル	ホラー,スリラー
視聴制限	PG-12(12歳以下は保護者の監督が必要)
時間	85分(1時間25分)
制作	SS Animent 他
配給	トムス・エンタテインメント

キャスト

声優名	役名
ムン・ナムスク	イェジ
ムン・ナムスク	ソレ
チャン・ミンヒョク	ジフン
キム・ボヨン	ミリ
チョ・ヒョンジョン	施術者(女性社長)

主なキャストのみを抜粋しています

ポイント2.WEBマンガを映画化

今作は「オ・ソンデ」のオムニバスマンガ『奇々怪々』の中の1編(69話から79話)『整形水』をアニメ映画化した作品になります。主な内容はほぼ同じですが、今作オリジナル要素も多く、原作はLINEマンガで読む事が出来るので、気になる方はぜひチェックしてみて下さい。

ポイント3.初尽くし

今作の監督を務めた「チョ・ギョンフン」は、長編アニメ映画で初めて監督を務めたみたいです。また、韓国国内でWEBマンガを映画化したのも初らしく、日本の配給元でもある「トムス・エンタテインメント」にとって初の海外買い付けの作品みたいです。

ポイント4.見所

整形水の奇跡と悲劇

イェジの変化と狂乱

芸能界に蔓延する闇

外見至上主義と誹謗中傷

イェジとジフンの恋の行方

ポイント5.小ネタ・裏話

今作の企画が始まってから完成まで6年もかかったみたいで、元々韓国では大人向けのアニメを制作する事が少なく、中国企業の出資ストップによる資金難や監督が中々見つからなかった事等、紆余曲折あったらしいです。

また、監督のギョンフンはイェジの特徴的な瞳を表現する際に様々な色を試したみたいで、現実離れしすぎないように工夫した上で、他のキャラクターよりも高い解像度にこだわったらしいです。

他にも、イェジの日本語吹き替えを担当した「沢城みゆき」は、太っている時の声を表現するため音響監督の提案で口に綿を詰めてアフレコを行ったみたいです。

こんな方にオススメ

グロテスクなホラー映画をお探しの方

メッセージ性の強い映画をお探しの方

闇の深い映画をお探しの方

強烈な刺激を求めている方

自分を変えたいと思っている方

1つでも当てはまる方はぜひ!

登場人物

イェジ

スタイリストとして働く女性。幼い頃から見た目にコンプレックスを抱えていたが、整形水を使って美人になった事で人生を謳歌すると同時に狂い始める。

ジフン

新人俳優の男性。周囲から誹謗中傷されるイェジに対して目が綺麗だと言ったため好意を持たれる。整形後のイェジと再会し、互いに惹かれ合っていく。

ミリ

容姿端麗で人気のあるタレントの女性。傲慢で他人を見下す等、性格に難があるため周囲からの評判も悪いが、ある日突然連絡がつかなくなる。

施術者(女性社長)

整形水を販売する女性。イェジにDMを送って整形水を1本サービスする事で奇跡を体験させ、2本目から高値で販売する事で利益を得る商売のプロ。

あらすじ・ストーリー

スタイリストの「イェジ」は、見た目のコンプレックスに悩みつつもストレスで暴飲暴食を繰り返していた。ある日、トラブルのため代理で通販番組に出演する事になったイェジは、言われた通り用意された食事を貪ったが、ネット上で話題になって誹謗中傷の的にされる。その後、精神的にショックを受けたイェジは引きこもってしまうが、突然送られてきた整形水という怪しい商品のDMが気になって見てしまう。すると、後日イェジの元に整形水が届き、顔に使ってみると自分でも驚くほどの美人になっていた。そこでイェジは女性社長の元を訪れ、両親に頼み込んで大金を使ってモデル並の体型を手に入れる。しかし、コンプレックスは簡単には克服出来ず、イェジは再び整形水を使うが、使用時間をオーバーしたため全身の皮膚が剥がれてドロドロの状態になってしまう。何とか両親が助けてくれたため一命を取り留めたイェジは、女性社長に顔だけは直してもらえたものの、お金が足りずに全身は無理だと言われてしまい、絶望の淵に立たされる。果たして、イェジの運命は一体どうなってしまうのか？狂気に満ちた展開と衝撃のラストはご自身の目でご確認下さい！

レビュー・感想

評価

ストーリー	☆☆☆☆★
意外性	☆☆☆☆☆
奥深さ	★★★★★
映像	☆☆★★★
音楽	☆☆★★★

☆5つが満点

良かった点

シンプルな伏線

独特なメッセージ性

インパクトの強いホラー演出

負の感情の描き方

残念だった点

説明不足が目立つ点

チープなアニメーション

視聴制限を超える描写

感想

強烈な胸糞ホラーでした。

ストーリー自体はシンプルですが、想像を超える意外性とインパクトの強い描写が魅力的だと感じました。ただ、ツッコミ所も多く、低予算ならではのチープさや強引さも目立ちましたが、怖さよりもヤバさが際立っている作品なので、ぜひ1度ご覧になってみて下さい。

ヒャクブンノイチ

百聞は一見に如かずをテーマに実際に見た映画を中心に紹介しています