ヒャクブンノイチ

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映画『アンテベラム』5つのポイント・無料配信・情報・見どころ・あらすじ・感想・ネタバレなしのまとめ

 

 

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無料動画配信サービス情報

『アンテベラム』を無料で見る事が出来る動画配信サービス(VOD)の一覧です。

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Hulu 〇(定額見放題)
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Video Market △(レンタル)
Disney+ ×

注意点

本ページの情報は2024年4月時点のものです。サービスによって無料期間が終了していたり、別途契約やレンタル料金等が必要な場合がありますので、最新の情報は各サイトにてご確認をお願いします。

 

(無料で見る方法をまとめた記事はコチラ)

 

Blu-ray・DVD・グッズ情報

『アンテベラム』のBlu-ray DiscやDVD、グッズ等の商品が発売されていますので、興味のある方はご覧になってみて下さい。

※リンクをタップもしくはクリックすると各ショッピングサイトの検索結果ページが表示されます。

 

ポイント1.基本情報

タイトル アンテベラム
原題 Antebellum
監督 ジェラルド・ブッシュ
クリストファー・レンツ
公開年 2020年
ジャンル ホラー,スリラー
視聴制限 なし
時間 106分(1時間46分)
制作 QCエンターテインメント 他
配給 ライオンズゲート

 

キャスト

俳優名 役名
ジャネール・モネイ ヴェロニカ・ヘンリー
エデン
エリック・ラング ブレイク・デントン
トンガイ・キリサ イーライ
タラサイ教授
ジェナ・マーロン エリザベス
ジャック・ヒューストン ジャスパー司令官
キアシー・クレモンズ ジュリア
ロバート・アラマヨ ダニエル
ガボレイ・シディベ ドーン
リリー・カウルズ サラ
マルク・リチャードソン ニック・ヘンリー
ロンドン・ボイス ケネディ・ヘンリー

主なキャストのみを抜粋しています

 

ポイント2.初監督作品

今作は「ジェラルド・ブッシュ」と「クリストファー・レンツ」が初めて長編映画の監督を務めた作品になります。元々、2人は共同で短編作品やアーティストのMVを手がけていてプライベートでも結婚し、パートナー関係を築いているみたいです。

 

ポイント3.悪夢

今作の脚本も監督を務めた2人が手がけているのですが、ブッシュ監督が見た悪夢が基になっているみたいです。元々ブッシュ監督は様々なテクノロジーから距離を置いて空想しながら創作活動を行うのが基本らしいのですが、あまりにも衝撃的な内容だったため目覚めてすぐに詳細を書き留めたみたいです。ちなみに、2人はプライベートを含めて、脚本を書く時だけでなく撮影中も常に同じ空間にいる事でビジョンを共有しやすくしているらしいです。

 

ポイント4.見所

人権無視の極悪プランテーション

エデンの過去と執念

謎の花束と行方不明のリップ

ヴェロニカに訪れる悲劇

エデンとイーライの脱走計画

 

ポイント5.小ネタ・裏話

ヴェロニカ役とエデン役を見事に演じ分けた「ジャネール・モネイ」は、黒人女性に対するリスペクトが感じられる内容だったため今作の出演を決めたみたいです。

また、今作の撮影には『風と共に去りぬ』の撮影にも使われた2種類のレンズを使ったらしいのですが、プランテーションに対する誤認を修正する意図も込められているみたいです。

他にも、今作はジャネールにとって初主演の作品であり、モデルの「アチョク・マジャク」の長編映画デビュー作品になったらしいです。

ちなみに、冒頭のシーンの撮影は実際に日没と日の出に合わせて行われて4日間かけて完成させたみたいなので、ご覧になる際にはぜひ注目してみて下さい。

 

こんな方にオススメ

メッセージ性の強い映画をお探しの方

闇の深い映画をお探しの方

極上のスリルが味わえる映画をお探しの方

不快感の残る映画をお探しの方

不屈の精神を身に付けたい方

1つでも当てはまる方はぜひ!

 

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登場人物

ヴェロニカ・ヘンリー

作家で社会学者の女性。夫と娘の3人で暮らしながら差別撲滅を掲げて各地で講演を行う中で、謎のメッセージ付きの花束が送られてきたり、廊下で不気味な少女に出会ったり、リップが盗まれたり奇妙な出来事に遭遇する。

 

エデン

プランテーションで労働を強いられる女性。脱走に失敗したため将軍のブレイクから激しい暴行を受け、焼印を押された挙句、何度も辱めを受けながらも必死に耐え、イーライと共に脱走計画を立てつつチャンスを伺っている。

 

ブレイク・デントン

将軍と呼ばれる男性。反抗する者には容赦がなく、部下に集めさせた奴隷をプランテーションで働かせつつ、妻と娘がいながら毎晩お気に入りのエデンを抱く生活を送っている。

 

イーライ

エデンと同じプランテーションで労働を強いられる男性。逃亡させようとした妻を司令官のジャスパーに殺され、理不尽さに耐える日々を過ごしながら裏でエデンと共に脱走計画を立てている。

 

あらすじ・ストーリー

綿花の栽培が行われているプランテーションに連れて来られた「エデン」は、脱走を試みて失敗したため将軍と呼ばれる「ブレイク・デントン」から暴行を受けた後、背中に焼印を押されてしまう。同じく、脱走を試みた「イーライ」も妻を殺されたが、エデンと共に従順なフリをして再び脱走しようと計画を立てていた。ある日、新たな奴隷がプランテーションに連れて来られ、その中にいた「ジュリア」と名付けられた女性がエデンの元を訪れる。ジュリアは妊娠していたため早急に脱走したいとエデンに伝えるが、無理だと言われてしまい、自力で何とかしようと考える。そんな中、兵士達の晩餐会で上等兵の「ダニエル」に気に入られたジュリアは、自室へ来た際に助けて欲しいと懇願する。しかし、許可なく話しかけた事に激怒したダニエルから激しく暴行を受けたジュリアは流産してしまう。同じ頃、ブレイクに辱められたエデンはそのまま眠りにつくが、プランテーションではなく「ヴェロニカ・ヘンリー」として自宅で目覚める。夫の「ニック・ヘンリー」と娘の「ケネディ・ヘンリー」と共にいつもと変わらない朝を迎えたヴェロニカだったが、オンラインの打ち合わせで「エリザベス」から嫌味を言われたため一方的に話を終わらせる。その後、家族に別れを告げて書籍の宣伝を兼ねた講演会に出かけたヴェロニカは、友人の「ドーン」や「サラ」との再会を喜ぶが、不可解な現象に不気味さを感じる中で、ある事件に巻き込まれてしまう。果たして、ヴェロニカとエデンの運命はどうなってしまうのか?2人の監督が込めた作品に込めたメッセージと衝撃の展開はご自身の目でご確認下さい!

 

レビュー

評価

ストーリー ☆☆☆☆☆
意外性 ☆☆☆☆☆
奥深さ ☆☆☆☆★
映像 ☆☆☆☆☆
音楽 ☆☆☆★★

☆5つが満点

 

良かった点

ジャネール・モネイの熱演

斬新な発想とメッセージ性

予測不能な展開

見事な伏線とミスリード

不快感を煽る演出

残念だった点

やや登場人物が多い点

 

感想

鳥肌の立つ作品でした。

社会に根強く残る歴史の闇を大胆な切り口で描きつつ、積み重ねた伏線や違和感を現在と過去の時間軸を巧みに使って一気に繋げる事で、極上の驚きを体感出来ると感じました。どちらかというと怖さよりも胸糞感の方が強めではあるものの、スリリングな展開のお陰で中弛みしないのも良かったですし、非常に完成度の高い傑作なので、ぜひ1度ご覧になってみて下さい。

 

 

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