映画『マーターズ(2007)』5つのポイント・無料で見る方法・あらすじ・感想・ネタバレなしのまとめ

タイトル	マーターズ
原題	Martyrs
監督	パスカル・ロジェ
公開年	2007年
ジャンル	ホラー,スリラー
視聴制限	R-15+(15歳未満は視聴禁止)
時間	100分(1時間40分)
制作	Canal+ 他
配給	ワインスタイン・カンパニー

キャスト

俳優名	役名
モルジャーナ・アラウィ	アンナ
ミレーヌ・ジャンパノイ	リュシー
カトリーヌ・べジャン	マドモアゼル

主なキャストのみを抜粋しています

ポイント2.パスカル・ロジェ

今作はフレンチホラーの奇才と呼ばれる「パスカル・ロジェ」が監督と脚本を務めた作品になります。主にホラー作品を手がけているロジェ監督ですが、それぞれ作風も違っていて非常にパンチの効いた作品ばかりなので、興味のある方はぜひ今作と併せてご覧になってみて下さい。

ポイント3.martyr

今作のタイトルにも使われている「martyr」ですが、日本語に直すと「殉教者」「殉難者」という意味になり、宗教や信仰に殉ずる人を指す言葉になります。また、病気等に苦しむ人や殉職、迫害といった意味としても使われるみたいです。

ポイント4.見所

リュシーの過去

秘密の地下室

繰り返される理不尽な拷問

アンナの抱く絶望

マドモアゼルの目的

ポイント5.小ネタ・裏話

アンナ役を演じた「モルジャーナ・アラウィ」は、撮影中に骨を3本骨折したみたいで、6週間寝たきり状態になったらしいです。

また、アラウィとリュシー役を演じた「ミレーヌ・ジャンパノイ」は、インタビューの中でロジェ監督とは二度と仕事をしたくないと話していたみたいです。

他にも、ロジェ監督は今作の脚本を鬱状態の時に書いたらしいです。

こんな方にオススメ

グロテスクなホラー映画をお探しの方

不快感の残る映画をお探しの方

闇の深い映画をお探しの方

過激な描写の多い映画をお探しの方

強烈な刺激を求めている方

1つでも当てはまる方はぜひ!

登場人物

アンナ

児童保護施設で育った女性。親友のリュシーがある一家を惨殺して自ら命を絶ったため後始末を行うが、地下室に監禁されていた別の女性を助けようとした事で悲劇に巻き込まれる。

リュシー

アンナの親友の女性。監禁から逃げ出した過去があり、監禁相手の一家を惨殺する事で復讐を果たすが、幻覚と自傷行為が治らないため自ら命を絶つ。

マドモアゼル

謎の組織をまとめるリーダーの女性。ある目的のために手下を使って女性を無差別に拉致して監禁し、拷問し続けている。

あらすじ・ストーリー

理由もなく監禁されて拷問を受けていた少女の「リュシー」は脱走に成功し、児童保護施設で育てられる中で「アンナ」と出会って親友になる。脱走から15年後、リュシーは自分を監禁して拷問した相手を特定し、家に押し入ってショットガンを使って惨殺した事で復讐を果たす。しかし、突然現れた謎の女に襲われたリュシーは、背中に傷を負いながらも身を潜め、電話を受けて駆け付けたアンナと合流する。その後、惨殺された遺体を片付けるアンナだったが、リュシーが突然自傷行為を始めるのを目にする。リュシーは襲ってきた謎の女は幻覚で、自分を傷つけていただけだと知るが、復讐しても救われない事を悟って自ら命を経ってしまう。親友の死に泣き叫ぶアンナだったが、偶然見つけた秘密の地下室に別の女性が監禁されていたため、必死に助けようと試みる。すると、武装した謎の集団が現れて女性を射殺した後、今度はアンナが拘束されて拷問を受ける事になる。果たして、アンナの運命はどうなってしまうのか？絶望に満ちた展開と衝撃のラストはご自身の目でご確認下さい！

レビュー・感想

評価

ストーリー	☆★★★★
意外性	☆☆☆☆★
奥深さ	★★★★★
映像	☆☆☆☆★
音楽	☆☆☆★★

☆5つが満点

良かった点

キャストの体を張った演技

凄惨さを極めた残酷描写

情け容赦の無い展開

残念だった点

宗教感が強い点

トラウマになる点

感想

最狂の鬱作品でした。

ストーリー自体が理不尽かつ胸糞ですが、繰り返される暴力シーンと発狂しそうになる拷問のせいで、ひたすら苦痛を味わう内容だと感じました。抽象的で曖昧な表現も多く、見終えた後に体調不良が起きたり見ると後悔するレベルのマニア向け作品ですが、興味のある方はぜひ1度ご覧になってみて下さい。

ヒャクブンノイチ

百聞は一見に如かずをテーマに実際に見た映画を中心に紹介しています