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映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』5つのポイント・無料配信・情報・見どころ・あらすじ・感想・ネタバレなしのまとめ

 

 

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無料動画配信サービス情報

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を無料で見る事が出来る動画配信サービス(VOD)の一覧です。

Amazon prime video △(レンタル)
U-NEXT △(レンタル)
Netflix 〇(定額見放題)
Hulu △(レンタル)
ABEMA ×
Lemino △(レンタル)
Video Market △(レンタル)
Disney+ ×

注意点

本ページの情報は2024年3月時点のものです。サービスによって無料期間が終了していたり、別途契約やレンタル料金等が必要な場合がありますので、最新の情報は各サイトにてご確認をお願いします。

 

(無料で見る方法をまとめた記事はコチラ)

 

Blu-ray・DVD・グッズ情報

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のBlu-ray DiscやDVD、グッズ等の商品が発売されていますので、興味のある方はご覧になってみて下さい。

※リンクをタップもしくはクリックすると各ショッピングサイトの検索結果ページが表示されます。

 

ポイント1.基本情報

タイトル エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
原題 Everything Everywhere All at Once
監督 ダニエル・クワン
ダニエル・シャイナート
公開年 2022年
ジャンル SF,アドベンチャー
視聴制限 なし
時間 140分(2時間20分)
制作 IACフィルムズ 他
配給 A24

 

キャスト

俳優名 役名
ミシェル・ヨー エヴリン・ワン
ステファニー・スー ジョイ・ワン
キー・ホイ・クァン ウェイモンド・ワン
ジェイミー・リー・カーティス ディアドラ・ボーベアドラ
ジェームズ・ホン ゴンゴン
タリー・メデル ベッキー・スリガー

主なキャストのみを抜粋しています

 

ポイント2.ダニエルズ×ルッソ兄弟

今作は『スイス・アーミー・マン』を手がけた「ダニエル・クワン」と「ダニエル・シャイナート」のダニエルズと呼ばれるコンビが監督と脚本、制作を務めた作品になります。元々、ミュージックビデオやテレビドラマ、短編映画でキャリアを積んだダニエルズですが、長編映画は今作が2作目にも関わらず、評論家から高い評価を得て第95回アカデミー賞では「作品賞」「監督賞」「脚本賞」を受賞しました。また、MCU作品の『キャプテン・アメリカ』シリーズや『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『アベンジャーズ/エンドゲーム』を手がけた「アンソニー・ルッソ」と「ジョー・ルッソ」のルッソ兄弟が制作を務めています。

 

ポイント3.初尽くし

今作は第95回アカデミー賞で11部門にノミネートされ、過去最多となる7部門を受賞した作品になりますが、アジア人女性初の「主演女優賞」を「ミシェル・ヨー」が受賞しています。また、不朽の名作でもある『グーニーズ』でリッキー・ワン役を演じた「キー・ホイ・クァン」は初の「助演男優賞」を受賞し、人気ホラー『ハロウィン』シリーズでローリー役を演じ続けている「ジェイミー・リー・カーティス」も長いキャリアの中で初の「助演女優賞」を受賞したため、ダニエルズを含め全員が初受賞になりました。ちなみに、1つの作品で3人が演技部門を受賞したのは『欲望という名の電車』『ネットワーク』に次いで今作が3作目になるみたいです。

 

ポイント4.見所

多種多様なマルチバース

バースジャンプと無限の可能性

エヴリンの過去と選択

家族の絆と親子の確執

ジョブ・トゥパキの目的

 

ポイント5.小ネタ・裏話

監督を務めたダニエルズですが、今作の制作前にマーベルが手がけた『スパイダーマン:スパイダーバース』の情報が公開されたため、先を越されると感じたみたいなのですが、逆にMCUを含めてマーベルがマルチバースを浸透させてくれたお陰で助かった部分もあるとインタビューの中で話していたらしいです。

また、劇中には数多くの作品のオマージュが散りばめられていますが、中でも『マトリックス』が大きな影響を与えたみたいなので、ご覧になる際にはぜひストーリーと併せて注目してみて下さい。

他にも、エヴリン役を演じたミシェルは、ダニエルズからオファーを受けて脚本を読んだ時、最初は意味が分からなかったらしいのですが、プロットを理解する中で役柄に興味を惹かれていって、撮影が終わる頃には出演できた事に大満足だったみたいです。

ちなみに、ウェイモンド役は当初「ジャッキー・チェン」を想定して主役にする予定だったらしいのですが、女性を主役にする方向に変更したため、脚本を大幅に修正し、キャスティングの進行に応じて更に脚本を変えていったみたいです。

 

こんな方にオススメ

一風変わったアクション映画をお探しの方

メッセージ性の強い映画をお探しの方

家族の大切さが実感できる映画をお探しの方

人生観を見つめ直したい方

親子関係で悩んでいる方

1つでも当てはまる方はぜひ!

 

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登場人物

エヴリン・ワン

コインランドリーを営む女性。多忙な日々を送る中で税務監査の対象になったためIRSへ向かうが、突然別人のようになったウェイモンドからマルチバースを救って欲しいと言われ、ジョブ・トゥパキとの戦いに身を投じる事になる。

 

ジョイ・ワン

エヴリンの娘。恋人のベッキーとの交際を祝福して欲しいという想いが強過ぎて祖父のゴンゴンにエヴリンが紹介した際、友達だと言われた事に心が傷付き、親子関係に亀裂が入ったまま家を飛び出してしまう。

 

ウェイモンド・ワン

エヴリンの夫。頼り甲斐がなく、夫婦仲も冷め切っていたため離婚話を切り出そうとするが、税金の事で手一杯のエヴリンに話せないまま事あるごとに別のバースから来た自分に体を乗っ取られてしまう。

 

ディアドラ・ボーベアドラ

IRSで監査官として働く女性。ワン一家の経営するコインランドリーを厳しくチェックし、書類の再提出を命じるが、突然エヴリンが殴ってきたため通報すると同時に別のバースの自分に体を乗っ取られてしまう。

 

あらすじ・ストーリー

コインランドリーを経営する「エヴリン・ワン」は多忙な日々を送る中で、春節を祝うパーティーとIRSに提出する税金関係の書類の準備で手一杯だった。そんな中、父親の「ゴンゴン」が店を訪れたため「ジョイ・ワン」は「ベッキー・スリガー」を恋人として紹介しようとしたが、エヴリンが友達だと言ったため悲しみと怒りで傷付いてしまう。しかし、タイミングが悪く「ディアドラ・ボーベアドラ」から呼び出しされたエヴリンは、夫の「ウェイモンド・ワン」とゴンゴンを連れてIRSに向かう。すると、エレベーター内で突然ウェイモンドが別人のように喋り始め、エヴリンは耳に謎の機械を装着され、メモのような物を手渡された上でマルチバースを救って欲しいと言われる。一方的な事に戸惑うエヴリンだったが、ディアドラとの面談中に手渡されたメモを見て指示通りに靴を左右逆に履いて機械のボタンを押すと別のバースの自分に意識だけが乗り移ってしまう。状況を理解出来ないエヴリンはエレベーターで話したアルファバースのウェイモンドから経緯を説明されると同時に「ジョブ・トゥパキ」と戦って欲しいと言われる。更に、ジョブの手下となっているディアドラに襲われたため、別のバースに飛んで戦う力を得るよう言われたエヴリンは、バースジャンプでカンフーの能力を取得して撃退させる。その後、元の世界に戻ったエヴリンだったが、再提出を命じるディアドラを見て反射的に殴ってしまったため、警備員達が続々と集まってきてしまう。エヴリンの危機に再びアルファバースのウェイモンドが乗り移り、圧倒的な力で警備員を倒すが、警察が出動する事態に発展したため急いでIRSから逃亡する。果たして、エヴリンはマルチバースを救いながら元の世界の監査を無事に終わらせる事が出来るのか?あらゆる可能性を秘めた予測不能なマルチバースの世界と笑いと涙を誘う展開はご自身の目でご確認下さい!

 

レビュー

評価

ストーリー ☆☆☆☆★
意外性 ☆☆☆☆☆
奥深さ ☆☆☆☆★
映像 ☆☆☆☆☆
音楽 ☆☆☆★★

☆5つが満点

 

良かった点

シンプルで力強いメッセージ性

大胆な何でもありの演出

キャストの熱演

ユーモア感溢れるアクション

伏線とオマージュ

残念だった点

一部不快な表現が含まれる点

 

感想

強烈で刺激的な作品でした。

マルチバースという何でもありな自由度の高い設定にごく普通の家族やカンフーアクションを組み合わせる事で、絶妙なアンバランス感を生み出すと同時に、空想と現実が入り混じった独特な世界観を見事に表現していると感じました。何より、全てを理解するのが難しいほどぶっ飛んでいるにも関わらず、テーマと軸が全くブレずにストーリーとして成立させているのが素晴らしかったですし、鑑賞後も余韻に浸れる作品なので、ぜひ1度ご覧になってみて下さい。

 

 

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