ヒャクブンノイチ

百聞は一見に如かずをテーマに実際に見た映画を中心に紹介しています

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映画『時計じかけのオレンジ』5つのポイント・無料で見る方法・あらすじ・感想・ネタバレなしのまとめ

 

 

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無料動画配信サービス情報

時計じかけのオレンジ』を無料で見る事が出来る動画配信サービス(VOD)の一覧です。

Amazon prime video △(レンタル)
U-NEXT 〇(定額見放題)
Netflix ×
Hulu ×
ABEMA ×
dTV △(レンタル)
Video Market △(レンタル)
Disney+ ×

注意点

本ページの情報は2022年7月時点のものです。サービスによって無料期間が終了していたり、別途契約やレンタル料金等が必要な場合がありますので、最新の情報は各サイトにてご確認をお願いします。

 

(無料で見る方法をまとめた記事はコチラ)

 

BD・DVD・グッズ情報

時計じかけのオレンジ』のBlu-ray DiscやDVD、グッズ等の商品が発売されていますので、興味のある方はご覧になってみて下さい。

※リンクをタップもしくはクリックすると各ショッピングサイトの検索結果ページが表示されます。

 

ポイント1.基本情報

タイトル 時計じかけのオレンジ
原題 A Clockwork Orange
監督 スタンリー・キューブリック
公開年 1971年
ジャンル クライム,ヒューマンドラマ
視聴制限 R-18+(18歳未満は視聴禁止)
時間 137分(2時間17分)
制作 ポラリス・プロダクションズ 他
配給 ワーナー・ブラザース

 

キャスト

俳優名 役名
マルコム・マクダウェル アレックス
ウォーレン・クラーク ディム
ジェームズ・マーカス ジョージー
マイケル・ターン ピート
パトリック・マギー ミスター・フランク
アンソニー・シャープ フレデリック
フィリップ・ストーン ダッド
シーラ・レイナー ママ

主なキャストのみを抜粋しています

 

ポイント2.小説を映画化

今作は「アンソニー・バージェス」の小説『時計じかけのオレンジ』を基に制作された作品になります。ただ、小説がアメリカで最初に出版時に最後の21章が削除されたみたいで、今作は削除後の内容を基にしているためラストが大きく異なります。ちなみに、アメリカでは後に21章を加えて出版されたらしく、日本でも完全版として発売されているので、気になる方はぜひチェックしてみて下さい。

 

ポイント3.ナッドサット

劇中ではアレックスを中心にナッドサット言葉が使われていますが、原作者のバージェスが考案したオリジナルの言葉になります。元々、バージェスは言語学者でもあり、ナッドサットのベースは英語とロシア語を混ぜた言葉みたいなのですが、スラングや隠語のような意味合いのものも含まれます。ちなみに、バージェスは世の中の言葉は時代によって変化する事や、アレックス自身を表現するために独特な言葉が必要だと考えたため作品に取り入れたらしいので、ご覧になる際にはぜひ注目してみて下さい。

 

ポイント4.見所

自由と社会規範のジレンマ

恐怖のルドヴィコ療法

独特なオブジェ

欲望と非人間性

アレックスの波瀾万丈な人生

 

ポイント5.小ネタ・裏話

今作は世界で初めてドルビーノイズリダクションシステムを使ってステレオ録音された映画みたいです。

また、アレックス役を演じた「マルコム・マクダウェル」は、衣装選びの際に候補の中に気に入った物がなかったためクリケット用の衣装をキューブリック監督に見せた所、気に入られて採用する事になったらしいです。

他にも、マルコムは目にリッドロックを付けるシーンでは何度もズレたせいで角膜に傷が入ったり、水に顔を浸けられるシーンではエアパイプに空気が送られないトラブルのせいで窒息状態になったり、非常に過酷な撮影だったみたいです。

ちなみに、今作は高い評価を得ると同時に社会に大きな影響を与えたらしく、上映禁止になった国もあり、キューブリック監督の元にも脅迫状が届いたため、イギリスでは1973年から1999年まで上映されなかったみたいです。

 

こんな方にオススメ

メッセージ性の強い映画をお探しの方

独特な雰囲気のある映画をお探しの方

過激な描写の多い映画をお探しの方

強烈な刺激を求めている方

人間の心理に興味のある方

1つでも当てはまる方はぜひ!

 

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登場人物

アレックス

ベートーヴェンを愛する15歳の青年。ドルーグのリーダーで性と暴力に明け暮れる日々を送っていたが、仲間と口論になり、裏切られた挙句に逮捕される。

 

ドルーグ

アレックス、ディム、ジョージー、ピートの4人組。アレックスの言動に腹を立てた3人は、家に押し入った際に頭を殴って気絶させ、その場に放置して逃亡する。

 

ミスター・フランク

作家の男性。押し入ってきたアレックス達から暴行を受けて重傷を負い、弄ばれた妻も殺害されたため、恨みを持っている。

 

フレデリック

内務大臣の男性。収監されたアレックスの模範的な態度が気に入り、刑期短縮を条件にルドヴィコ療法の被験者に選ぶ。

 

あらすじ・ストーリー

夜な夜なホームレスや少女、他の不良グループを相手に性と暴力を楽しむ「アレックス」は、ドルーグと呼ぶ仲間達と共にフランク夫妻の住む家に押し入る事にする。計画通り押し入った4人は、好き放題暴れ回り、アレックスは「雨に唄えば」を口ずさみながらフランクの妻を強姦し、意気揚々とその場を後にする。しかし、仲間と揉めた事で別の家を襲った際に裏切られたアレックスは、頭を殴られて気絶し、駆けつけた警察に逮捕される。その後、アレックスは懲役14年の刑で収監される事になるが、模範囚を装って2年間を刑務所で過ごす。そんな中、犯罪抑止のためのルドヴィコ療法が発案され、刑務所を訪れた「フレデリック」に気に入られたアレックスは、刑期短縮を条件に被験者として選ばれる。怖いもの知らずのアレックスは、ルドヴィコ療法を乗り切れると考えていたが、想像を絶する苦痛を伴う内容だった。そして、アレックスは性と暴力に対して嫌悪感を覚えるようになり、治療の成功と同時に釈放されるが、抗う術を失った「時計じかけのオレンジ」のようになってしまう。果たして、劇的な変化を遂げたアレックスは、どのような生活を送る事になるのか?狂気に満ち溢れた展開と意味深なラストはご自身の目でご確認下さい!

 

レビュー・感想

評価

ストーリー ☆☆☆☆★
意外性 ☆☆☆★★
奥深さ ☆☆☆★★
映像 ☆☆☆☆☆
音楽 ☆☆☆☆☆

☆5つが満点

 

良かった点

独特な世界観

アーティスティックな映像

奇抜なファッション

マルコムの体を張った演技

印象的なBGM

残念だった点

不快なシーンが多過ぎる点

 

感想

刺激の強い作品でした。

風刺の効いた内容とキューブリック監督らしい大胆さと芸術性が組み合わさる事で、良くも悪くも非常に印象深い作品に仕上がっていると感じました。ただ、人によっては不快感が強過ぎてトラウマになる可能性もありますが、様々なメッセージが込められた強烈なインパクトのある作品なので、ぜひ1度ご覧になってみて下さい。

 

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